出産後

脱毛を予防する育毛シャンプーのメカニズム

育毛剤や育毛シャンプーという名前を見ると髪を増やすものと思われがちです。
しかし、実際は増やすことよりも今ある髪の毛を太くしたり抜けにくくすることが大きな役割です。
では、なぜこれらを使うと髪が抜けるのを防ぐことができるのでしょうか。

まず、育毛シャンプーは頭皮の環境を良くすることが第一の役割です。
頭皮の状態が悪くなることで薄毛は起こるためです。
頭皮の状態が悪いと言うのにもいくつか種類があります。

たとえば、血行不良から起こる髪の栄養不足です。
これは頭皮にコリを感じたり硬くなってくると起こります。
毛細血管の隅々まで血液が渡らなくなり、それが原因で髪に十分な栄養が送られないのです。
改善するためには血行促進効果のあるシャンプーを使ったりマッサージしたりすることが大切です。

また、頭皮に直接栄養を与える方法として毛母細胞を活性化する成分が含まれたものを使う方法もあります。
毛母細胞とは髪の毛にある細胞のことでこれが細胞分裂をすることで髪は伸びていきます。
この毛母細胞が元気をなくすと髪は細くなり抜けて行ってしまいます。

もちろん、栄養を与えるだけでは髪は育ちません。
きちんと頭皮が栄養を受け入れることができる環境を作ってあげることが大切です。
育毛シャンプーには頭皮環境を整える効果もあります。
薄毛で悩む多くの人が頭皮に皮脂が分泌しすぎていることで悩みます。

薄毛の人と言うと頭皮や髪がテカテカしているイメージを持つのはこのためです。
もちろん、皮脂の分泌が多いと言うことは脂性なのが原因でもあるのですが、中には乾燥が原因の人もいます。
頭皮が乾燥すると傷つきやすくなります。
そのため、頭皮を守ろうと皮脂が過剰に分泌するのです。

乾燥の原因はシャンプーの洗浄力の高さです。
そこで、育毛シャンプーは汚れや余分な皮脂はしっかり落としつつ必要な皮脂は皮膚に残してくれます。
こうすることで頭皮環境が整い、髪がちゃんと育つ環境が作られます。
頭皮環境が整えば髪にハリやコシが戻り、一本一本の毛が太くなります。
太い髪の毛は細い髪の毛よりも抜けにくくなり抜け毛を減らすことができます。
これが育毛シャンプーを使うと抜け毛が減る理由なのです。

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